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中世サロン 第三夜(報告)

中世サロン第三夜も、濃密な集いとなりました☆

参加者は8名。
音楽話がメイン、そして、その傍らでキャンドルづくり。

持ち寄ったCDを聴いたり、楽譜を見たり、楽器を演奏したり。

ポリフォニーって、こういうこと?とか、ドローンとはんぞや?とか、中世の音楽療法のこととか、ファン・エイクの笛の楽園との出逢いとか、ある曲に全く違う曲を乗せることとか・・・ほかにもイロイロありましたが、とりとめもなく、イロイロありすぎて忘れました。


マショーのロンド「Ma fin est mon commencement(私の終わりは私の始まり)」
http://maucamedus.net/PDF/ma-fin.pdf#search='Ma fin est mon commencement'
という曲についての冗談話が、かなりヒットしました。
この曲、不思議なことに三声で同じ旋律を逆から重ねて歌うのですが、もしかしたら作曲者が締切ギリギリに焦って、他声部を新しく作る時間がなくて、たまたまひっくり返して重ねてみたら、偶然きれいに響いたからこうなったのでは・・・という空想をされた方がおられ、みなその憶測話には大ウケ。
偶然の産物ではないと思うけど、こういう話をすること自体が、とても楽しい。
そこから、ポリフォニーについて、現代のポップスともからめて話が発展したから面白い。

で、念願の教会旋法1、3、4を、実験してみました。
お寺の声明みたいで面白かったです。
7人もの声のうねりは、サンサロのよく響く空間のなかでは、かなりの迫力。
そのなかで動かすの楽しいな☆

でも、そのせいなのか、帰りの電車のなかで睡魔に襲われ、家に着いたら倒れるように眠ってしまいました。

よく、中世のセッションをやると、眠くなることがあるのですが、それと同じ効果なのでしょうか?


キャンドルも無事、次回のためのストックを作ることができました。
マイスターののさんが、かなり太いのを作ってくれたので、次回は使いきることはないでしょう。

参加くださったみなさん、楽しい時間をありがとうございました。

次に音楽をテーマにするときは、ポリフォニーがなぜ発展したかを、阿部謹也さんの視点から談義したいです。世俗を取り込んだ教会音楽について・・・・ああ、ぞくぞく。


話題にのぼって意識的に聴いた曲
●モンセラートの朱い本の曲
●美しい羊飼いフィリス
●イングランドのバラッド(スティンゴ)
●バロック曲のなにか(タイトル知らず)

動画
●アンサンブルユニコーンのライブ(トルディオン他)

もうちょっとあった気がするけど、忘れました・・・



☆次回の中世サロン 6月23日(水)

お料理ふたたびです。

音楽祭で中世料理をつくってくれる、たけやさいやさんが、やってきますよ。
こんどは燻製らしい。たのしみです。
by medievalsalon | 2010-06-16 19:36 | 中世サロン
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