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中世サロン第六夜(報告)

中世サロン第六夜の報告です。
お料理の日でした。参加くださった方お一人が、レポートをまとめておられ、ご本人の了解をいただいたので、こちらに転載させていただきます。オサムライ語を巧みに操られる方なので、レポートもオサムライ言葉になっていてユニークです。

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以下、オサムライさんのレポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『中世料理を食らう会』に久々に繰り出したわし。

今回もなかなか美味なブツを頂いたのぢゃ

『包み焼き』の技法を使った、『サーモンの小麦粉包み焼き』と『キャベツのスープ』でのう。本当はここにうまそうな『ピクルス』がつくはずだったのでござるが、料理人殿が居城に置き忘れてきてしもうた模様ぢゃ。ううう、残念っ

(だが、袴や笛を忘れて現場に繰り出した経験のあるわしゆえ、『こんなところにもお仲間がおられたか』と内心ホッとしておったのもこれまた事実ぢゃ)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

このサーモン料理。
当時は、サーモン部分は貴族の口に入り、小麦粉でできた皮部分(少しはサーモンの旨みを吸っておると思われる)は使用人の口に入ったようなのぢゃ。

だが、全くの当時の再現では、『小麦粉部分があんまりにあんまり』な状態で、『飽食ニッポン』に暮らすわしらにとっては『涙モノ』に違いない!と、料理人殿は『ピザ用の小麦粉』を使い、塩やオリーブオイルにハーブを練りこんだ生地にしてくれたのでござる

いざ、実食!と相成ったところ、サーモンはもちろんでござるが、この『皮』部分がうまくてのう何度もお代わりしてしもうたのでござるっ

これでは『使用人の皮』どころか、『貴族の皮』でござるのう

それにしても、ニッポンであろうが、ヨーロッパであろうが、『貴族』というのは『よい響き』ぢゃのう

(どうも民衆とか、庶民とか・・・ピンとこないのでござる)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

もう一品のキャベツのスープ。

当時キャベツは『ビンボウ人の象徴』であったらしいのでござるが、一体何ゆえ???ちゃんと煮込まれたキャベツの甘みとクミンシードの香りがマッチして、これまたうまかったのぢゃ!!!

(こちらも『肉』が入っておったゆえ、当時の庶民のスープではなく、貴族用かも知れぬが)

料理人殿いわく『このスープにほんの少量トマトを加えると、コクが出てさらにうまくなる』とのことでござるが、残念ながら『中世ヨーロッパ』にはトマトが・・・ない

他にも、今が盛りの『ナス』や『ズッキーニ』等も当時はなかった野菜らしく、使えなくて残念!だったのぢゃ!

当時、主に食べられておった野菜は、キャベツ・ニンジン・にんにく、くらいだったのかのう???(わしが大好きなジャガイモもまだ登場していなかったらしいのぢゃ。)

いろいろな解説が書かれた紙を頂いたのでござるが、終バスの時間が気になり、大慌てで帰還したゆえ(食い逃げ状態ですまぬm(_ _)m)会場に忘れてきてしまった模様ぢゃ

ともあれ、ロウソクの灯りの元で食べると、時間の流れがゆったりと感じられるのは気のせいかのう?

(それゆえか、ついついのんびりしたくなり、大慌てする羽目になったのかも知れぬが・・・)

久々に、テレビなし、和やかな会話あり、大勢の人と食卓を囲む!という贅沢な時間を堪能させて頂いたのでござる!

感謝m(_ _)m。

<オマケ>

中世ヨーロッパでは、女子が気になる男子に対して『リンゴ』を贈る習慣があった模様。

だが、このリンゴはただのリンゴではなくてのう。

女子の○のにおいがついたモノだったそうなのぢゃ!
(さて、○に入るのは何かのうっ関係者以外の御仁で分かった方はおられるかのう?!)

・・・ううむ。
それにしても、不思議な習慣があったものよのう!!!
by medievalsalon | 2010-07-30 21:57 | 中世サロン
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