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中世サロン犬山版

去る8月3日、とある事情で、急遽、犬山で中世サロンを開くことになりました。
今回もお料理の集いです。音楽祭の会場である余遊亭にて。

犬山城下町でお店を出されている方や、城下町や犬山近郊に住んでおられる方、城下町に視察に来られた方など、犬山人口が濃密でした。持ち寄りで、いろんなお料理もあり、なかなかの、盛り上がり。
音楽祭当日の、料理のイメージも、具体的に形に見えてきました。

料理人のたけさん、参加の皆さん、準備から片付けまで、ありがとうございました。

参加された方より、レポート掲載の了解をいただいたので、こちらに転載させていただきます。


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昨日は犬山で中世の集まり。

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中世の保存食、ピクルスを食べよう!って集まりで。

それが、固定概念を覆すピクルスなんだなー。

まずお酢。
中世時代、安全な水がないので、飲料といえばアルコール、ほっときゃ発酵して、あ~らお酢に。
つまり、お酒の数だけお酢があったわけです。
今回、料理人たけさんがチョイスされたのは、ブルーベリーのお酢。
このお酢に浸けるのはなんと魚介類、いかです。
中世では、カロリーを取る為にできるだけ何でも食べていたみたい(イルカとか、クジラとかも)なんだけど、何せ保存がきかないから、お魚だって酢に浸けちゃう、ピクルスって言ったって野菜に限らないのです。
一緒に大根とパプリカが浸けてあって、ブルーベリーのお酢に浸かるとデザートですよもう。
合わせて、早朝から燻製にしたというチーズと、パルマ生ハムが出ました。
燻したチーズ、なんともうまい…
生ハムも、初めての薫りがしました。
それから、中世ではねっとりしたチーズが好まれていたそうで、ブルーチーズもでました。
わたしブルーチーズ苦手だったんですけれど、これはおいしく頂けました。

忘れちゃいけない演出が。
中世なので「手で食べよう!」ってなわけで、なんと、ハーブウォーターが用意されていて、ハープのBGMで手を洗う…↑
そして灯りは蝋燭で。
静かなのに、熱気のある会話。

久しぶりに、見失っていた自分に会えた気がしました。

こんな集まりが開ける仲間、友達に、感謝です。
by medievalsalon | 2010-08-08 22:10 | 中世サロン
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